【入居日にやるべきこと完全ガイド】退去トラブルを防ぐチェックリスト9選

引っ越し
新居の鍵を受け取った入居日。「やっとここまで来た!」とホッとしたいところですが、実は入居日こそ最も重要な作業が集中する一日です。この日の対応を誤ると、退去時に数十万円のトラブルに発展することも。本記事では、入居日に必ずやるべきこと・やっておくべきことを、優先順位の高い順にわかりやすく解説します。
入居日にやるべきこと【全体像】

入居日にやるべきことは、大きく分けて以下の4カテゴリに整理できます。荷物の搬入だけで一日が終わらないよう、事前に流れを把握しておきましょう。

  • 室内チェック・写真撮影(退去時トラブル防止)
  • ライフラインの開通確認(電気・ガス・水道)
  • 近隣への挨拶(人間関係の第一歩)
  • 荷物の搬入・配置(生活基盤の構築)

特に室内チェックと写真撮影は、家具を搬入する前に必ず済ませるのが鉄則です。一度家具を置いてしまうと、もともとあった傷なのか、自分でつけた傷なのか判別できなくなります。

最優先:家具搬入前にやる「室内チェック」

入居日に最も重要なのが、家具を入れる前の室内チェックです。退去時に「これは入居時からあった傷」と証明できるかどうかで、敷金返還額が大きく変わります。

チェックすべき場所と項目
場所チェック項目
壁・天井傷、汚れ、画びょう跡、変色、クロスの剥がれ
床・畳へこみ、傷、シミ、フローリングの剥がれ
建具・ドア開閉のスムーズさ、傷、鍵の動作
水回りカビ、水漏れ、排水の流れ、コーキングの劣化
窓・サッシ網戸の破れ、ガラスのひび、結露跡、鍵の動作
設備エアコン、照明、換気扇、コンセントの動作
写真撮影のコツ

スマホで撮影する際は、以下のポイントを押さえると証拠として有効になります。

  1. 日付がわかる状態で撮影(スマホの撮影日時データを残す)
  2. 引きと寄りの両方を撮る(位置関係と詳細の両方を記録)
  3. 傷の横にメジャーや小銭を置く(サイズ感がわかる)
  4. 動画で部屋全体を一周撮影(後から見落としに気づける)

気になる傷や汚れを発見したら、その場で管理会社や大家さんに連絡し、入居時チェックシートに記載してもらいましょう。口頭での報告は証拠が残らないため、必ず書面またはメールで残すのが鉄則です。

ライフラインの開通確認

事前に手続きを済ませていても、当日に「電気がつかない」「ガスが使えない」というトラブルは起こりがちです。入居後すぐに確認しましょう。

電気の確認

分電盤(ブレーカー)の場所を確認し、メインブレーカーを「入」にします。最近は事前のWeb申し込みだけで使える物件が多いですが、念のため照明やコンセントが動作するかチェックしましょう。

ガスの開栓

ガスは必ず立ち会いが必要です。事前にガス会社へ連絡し、入居日に開栓作業を予約しておきましょう。所要時間は15〜30分程度。給湯器の点火確認まで行ってもらえます。

引越しシーズン(3〜4月)はガス開栓の予約が埋まりやすく、当日や翌日に来てもらえないケースもあります。遅くとも2週間前までに予約するのが安全です。

水道の確認

水道は元栓を開けるだけで使えることがほとんどです。元栓は玄関脇のメーターボックス内にあることが多いので、開いているか確認しましょう。蛇口をひねって水とお湯が出るか、排水の流れに問題がないかもチェックします。

インターネット環境

仕事や生活に直結するため、可能なら入居日に開通できるよう手配しておくのがおすすめです。光回線の工事には数週間かかることもあるため、即日使いたい場合はホームルーターやモバイルWi-Fiも検討しましょう。

近隣への挨拶

最近は挨拶しない人も増えていますが、特に引越し当日に大きな音を出してしまうことへの一言があるかないかで、その後の印象が大きく変わります

挨拶の範囲
  • マンション・アパートの場合:両隣+真上+真下の計4軒
  • 戸建ての場合:両隣+向かい3軒+裏(向こう三軒両隣)
  • 大家さんが近所に住んでいる場合:必ず挨拶を
手土産の相場と内容

手土産は500〜1,000円程度が相場です。タオル、洗剤、お菓子、ラップなど、もらって困らない消耗品が無難。のし紙には「御挨拶」と書き、下に苗字を記載します。

挨拶のタイミングは引越し作業の前か、当日の夕方〜早めの夜(19時頃まで)がベスト。不在の場合は、メッセージカードと手土産を玄関先にかけておくか、後日改めて訪問します。3回ほど訪問して不在なら、挨拶は省略してもマナー違反にはなりません。

荷物搬入時にやるべきこと

引越し業者が来る前後でやることを整理しておくと、搬入がスムーズに進みます。

搬入前の準備
  1. 養生(壁や床の保護)が必要な箇所を業者に伝える
  2. 大型家具・家電の配置場所を決めておく
  3. 当日使うもの(トイレットペーパー、タオル、寝具など)をすぐ取り出せるようにする
  4. 段ボールの中身がわかるよう、設置場所別に分類してメモを貼る
搬入中に注意すること

搬入時は業者任せにせず、壁・床・建具に新たな傷がつかないか必ず立ち会って確認します。もし作業中に傷がついた場合、その場で業者に指摘すれば補償対象になりますが、後日では認められないケースが多いです。

搬入後にやること
  • 家具・家電の動作確認(冷蔵庫、洗濯機、エアコンなど)
  • 搬入後の室内を再度撮影(最終状態の記録)
  • 段ボールから当日必要なものだけを取り出す
  • 業者への料金支払い・領収書の受け取り
入居日にやっておくと後がラクなこと
郵便物の転送届の確認

事前に転送届を出していても、当日に旧住所宛の郵便物が新居に届くようになっているか確認しましょう。郵便局の窓口またはWebで設定確認・追加申請ができます。

転入届の準備

市区町村をまたぐ引越しの場合、転入届は引越し後14日以内に新住所の役所へ提出する必要があります。入居日中に書類を揃えておくと、翌日以降スムーズに動けます。

虫対策・防犯対策

家具を入れる前の空室状態は、害虫駆除剤(くん煙剤など)を使う絶好のタイミングです。また、玄関や窓の鍵の動作確認、防犯フィルムの設置なども、家具がない今のうちに済ませると効率的です。

入居日にやってはいけないこと

家具搬入前の室内チェックを省略する
→ 退去時に既存の傷の修繕費を請求されるリスク大

気になる箇所を口頭で報告だけして済ませる
→ 記録が残らず「言った言わない」のトラブルに

無断で穴を開ける・壁紙を貼る
→ 賃貸契約違反となり、原状回復費用を全額負担する可能性

まとめ
入居日の最重要ポイント

✔ 家具搬入前に必ず室内チェック&写真撮影

✔ 気になる箇所は書面(メール可)で管理会社に報告

✔ ガスの開栓は事前予約必須・立ち会いが必要

✔ 近隣挨拶は印象アップに効果大

✔ 搬入中の傷チェックはその場で指摘

入居日は慌ただしくなりがちですが、ここで手を抜くと退去時に数万円〜数十万円の出費に繋がる可能性があります。特に室内チェックと写真撮影は、未来の自分への保険です。引越し当日は疲れていても、最低限のチェックだけは必ず行いましょう。

本記事のチェックリストを活用して、新生活の第一歩を気持ちよくスタートさせてください。

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